この記事の結論
メーカーが資金や製品を提供した研究は、資金源だけで採用・却下せず、方法、利益相反の開示、結果の説明を一緒に読みます。
目次
資金源と役割を確認する
誰が費用を出し、誰が研究を実施し、解析や発表へ関わったかを論文の末尾などで確認します。製品提供だけの場合と研究全体の支援では内容が違います。関係が開示されていることと偏りがないことは同じではありません。
好都合な結果だけでないかを見る
主な評価項目と、本文にある変わらなかった項目も確認します。広告に一つの結果だけが取り上げられている場合は、論文全体へ戻ります。研究の結論より強い宣伝文へ書き換わっていないかを見ましょう。
独立した確認を探す
別の研究者や集団でも似た結果があるかを調べます。見つからない場合は未確認の点として残し、勝手に不存在と断定しません。購入時は研究の範囲を理解したうえで、実際の用途と費用を合わせて比較します。
資金提供と研究者の役割を分ける
費用提供、機器提供、実施、解析、原稿作成に誰が関わったかを別々に見ます。提供の事実だけで結果を誤りとせず、関与が書かれていない部分も勝手に独立していると仮定しません。開示欄と方法・結果を一緒に読むことが必要です。
広告で省かれた結果も確認する
例えば心地よさの結果だけが広告にあるなら、他に測った運動課題や変わらなかった指標も本文で確認します。例として挙げた項目であり実際の研究結果ではありません。結論を広告の一文へ縮める際に、対象者や条件まで消えていないかを見ます。
資金源と研究方法を合わせて読む
| 場面・項目 | 確認する内容 | 次にすること |
|---|---|---|
| 開示 | 資金と関与の範囲 | 末尾の記載を読む |
| 結果 | 主要項目と全結果 | 広告と照合 |
| 確認 | 別の研究 | 再現性を調べる |
査読されたことも、すべての宣伝文を保証する印ではありません。論文に書かれた条件と販売される製品の仕様を照合し、同じ名称でも機種が違わないか確認しましょう。
確認すること
- 末尾の記載を読む
- 広告と照合
- 再現性を調べる
よくある質問
メーカー研究は信用しない方がよい?
資金源だけで決めるのは適切ではありません。開示と方法、結果の扱いを確認し、ほかの研究と合わせて判断します。