コンプレッションブーツの仕組みと研究

Science & Recovery

筋疲労とリカバリー
コンプレッションブーツの研究

トレーニングや試合後の筋疲労、筋肉痛、脚の疲れ。 アスリートのリカバリーを考えるうえで、コンプレッションブーツにはどのような研究があるのでしょうか。 このページでは、空気圧迫の仕組みと、運動後の回復について研究で分かっていること・まだ分からないことを紹介します。

How it works

コンプレッションブーツの仕組みと空気圧迫

コンプレッションブーツは、脚を包む複数の空気室を順番に膨らませ、圧力をかける機器です。 KIOKOP PROは「間欠的空気圧迫(Intermittent Pneumatic Compression / IPC)」の考え方を採用しています。

KIOKOP PROでは6つの独立したエアチャンバーを使用し、 コンディションや好みに合わせて圧力や使用する部位を調整できます。

01

脚を順番に圧迫

足先側から脚全体へ、複数のエアチャンバーを使って順番に圧力をかけます。

02

好みに合わせた圧力調整

その日の状態や好みに合わせて、圧力の強さを調整しながら使用できます。

03

運動後のリカバリー習慣

トレーニング後、試合後、長時間の移動後など、日常のコンディショニングに取り入れられます。

What research suggests

筋疲労・筋肉痛の回復に関する研究

筋疲労(筋肉疲労)や運動後の筋肉痛が気になる方にとって、疲労回復への効果は知りたいポイントです。 IPCの研究では、主観的な筋肉痛や疲労感の軽減が報告される一方、明確な差が確認されなかった研究もあります。 [1] [2] [3]

ただし、「疲労感が軽くなること」と「筋力や運動能力が回復すること」は同じではありません。 筋力・ジャンプ力・パワーなど、客観的なパフォーマンス指標の回復については結果が一貫しておらず、 効果の大きさも研究によって異なります。 [1]

筋肉痛・主観的な疲労感

運動後の筋肉痛や主観的な疲労感について、軽減の可能性が報告されています。 ただし、効果や持続時間は研究によって異なります。

一時的な血流変化

IPC使用中に、下肢の血流が一時的に増加することを示した研究があります。 血流の変化だけで、疲労回復や競技力向上が証明されるわけではありません。

筋力・パワーの回復

一部研究では小さな改善が見られる一方、明確な差が確認されない研究もあり、結果は混在しています。

アスリートのリカバリー習慣

アスリートのリカバリールーティンの一つとして研究・利用されていますが、 休養・睡眠・栄養の代替ではありません。
現在のエビデンスを一言でまとめると

コンプレッションブーツは、運動後の筋肉痛など 「主観的なリカバリー感」をサポートする可能性があります。 一方で、「必ず疲労が回復する」「パフォーマンスが必ず向上する」 と断定できるものではありません。

Evidence overview

筋肉痛・疲労感・運動能力の回復をどう見るか

主観的な筋肉痛
改善の可能性を示す研究がある一方、明確な差がない研究もあります。 効果の大きさや持続時間にはばらつきがあります。 [1] [2]
主観的な疲労感
一部の研究で使用直後の主観的な疲労感の軽減が報告されていますが、 翌日以降の回復や運動能力の改善を意味するものではありません。 [3]
血流
IPC使用中の下肢血流の一時的な増加を示す研究があります。 持続的な循環改善や運動後の回復効果を直接示すものではありません。 [5]
筋力・ジャンプ力
改善を示す研究と、明確な差を確認できない研究があります。 現時点では一貫した結論はありません。 [1]
ケガ予防・治療
KIOKOPでは、このような医療的・治療的効果を訴求していません。
KIOKOP approach

アスリートのリカバリー習慣と脚のケア

KIOKOPでは、コンプレッションブーツを、アスリートや日常的に身体を動かす方が トレーニング後・試合後の脚のケアに取り入れられるコンディショニングツールの一つと考えています。 疲労を治療する機器ではなく、休養・睡眠・栄養を大切にしたリカバリー習慣の中で使用するものです。

実際の使用感には個人差があるため、 「自分はどの圧力が心地よいか」 「どのタイミングで使いやすいか」 「使用後に脚がどう感じるか」 といった体感を大切にしています。

アスリートの方へ

SNS等でKIOKOPをご紹介いただく際も、 「疲労が治る」「乳酸が除去される」といった断定的な表現ではなく、 「使用後に脚が軽く感じた」 「トレーニング後のルーティンとして使っている」 といった実体験ベースの表現をおすすめしています。

Important distinction

コンプレッションブーツの研究とKIOKOP PRO

本ページで紹介している研究は、 間欠的空気圧迫(IPC)やコンプレッションブーツという技術・カテゴリーについての研究です。

これらの研究がKIOKOP PROそのものを使用して行われたことを意味するものではありません。 KIOKOPでは、既存研究を製品固有の医学的効果として表現することは行っていません。

脚の痛み・腫れがある場合の使用について

KIOKOP PROは医療機器ではありません。 疾病の診断、治療、予防を目的とした製品ではありません。 脚の痛みや腫れ、血管・循環器系の疾患等がある場合は、 使用前に医療専門家へご相談ください。

Research references

参考研究:筋肉痛・スポーツリカバリー・血流

以下は、間欠的空気圧迫のスポーツリカバリーへの使用や、 使用中の血流変化を検討した研究・レビューの一例です。 各研究の対象者・機器・使用条件は異なり、KIOKOP PRO自体の効果を示すものではありません。

PubMedでは論文情報・抄録を、PMCでは公開されている全文を確認できます。 リンクは新しいタブで開きます。

01 / システマティックレビュー・メタ解析

Effects of lower-limb intermittent pneumatic compression on sports recovery: A systematic review and meta-analysis

著者: Maia F, Nakamura FY, Sarmento H, Marcelino R, Ribeiro J. 掲載誌: Biology of Sport 発行年:2024年 / 41(4):263–275 PMID: 39416507 / PMCID: PMC11475002

17研究・319名を対象に、筋機能、痛み・筋肉痛、筋損傷関連指標を検討。 筋肉痛の軽減に一定の可能性が示されましたが、 筋機能への効果はごく小さい〜小さい範囲で、研究間のばらつきもあります。

02 / 長距離ランナーを対象とした比較研究

Effects of Intermittent Pneumatic Compression on Delayed Onset Muscle Soreness (DOMS) in Long Distance Runners

著者: Draper SN, Kullman EL, Sparks KE, Little K, Thoman J. 掲載誌: International Journal of Exercise Science 発行年:2020年 / 13(2):75–86 PMID: 32148616 / PMCID: PMC7039487

長距離ランナー10名を対象に、20マイル走後のIPC使用と無介入を比較。 主観的な痛みと炎症関連指標のCRPに有意差は認められず、 この条件では明確な回復上の利点は示されませんでした。

03 / ウルトラマラソン後のランダム化比較試験

A Randomized Controlled Trial of Massage and Pneumatic Compression for Ultramarathon Recovery

著者: Hoffman MD, Badowski N, Chin J, Stuempfle KJ. 掲載誌: Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy 発行年:2016年 / 46(5):320–326 PMID: 27011305

161kmのウルトラマラソンを完走し研究を完了した72名で、 マッサージ、空気圧迫、安静を比較。 空気圧迫では使用直後の主観的な筋疲労感が軽減しましたが、 400m走のタイムや翌日以降の回復指標に明確な群間差は認められませんでした。

04 / エリートアスリートを対象とした探索的研究

Dynamic Compression Enhances Pressure-to-Pain Threshold in Elite Athlete Recovery: Exploratory Study

著者: Sands WA, McNeal JR, Murray SR, Stone MH. 掲載誌: Journal of Strength and Conditioning Research 発行年:2015年 / 29(5):1263–1272 PMID: 24531439

オリンピック・トレーニングセンターのアスリート24名を対象に、 動的空気圧迫後の圧痛閾値(押されたときに痛みを感じ始める圧力)を評価。 圧痛閾値の上昇が報告されましたが、 競技パフォーマンスの向上を直接示す研究ではありません。

05 / 血流の急性変化を調べた生理学的研究

Acute effects of intermittent pneumatic compression on popliteal artery blood flow

著者: Labropoulos N, Watson WC, Mansour MA, Kang SS, Littooy FN, Baker WH. 掲載誌: Archives of Surgery 発行年:1998年 / 133(10):1072–1075 PMID: 9790203

症状のないボランティア30名・40下肢で、 足部・ふくらはぎへのIPC使用中に膝窩動脈の血流増加を確認。 使用終了後は基準値に戻りました。 運動後の疲労回復や長期的な効果を検証した研究ではありません。

※研究結果は対象者、運動内容、圧力設定、使用時間等によって異なります。 本ページは一般的な研究情報を紹介するものであり、 KIOKOP PROの医学的・治療的効果を保証するものではありません。

Experience KIOKOP

トレーニング後の脚のケアを、習慣に。

圧力の好みや使用後の感覚は人それぞれ。 KIOKOP PROは8段階の圧力調整と6つの独立エアチャンバーで、 自分に合わせたコンディショニングが可能です。

コンプレッションブーツ KIOKOP PROを見る

人気商品