この記事の結論
炭水化物、糖質、糖類は同じ範囲を指す言葉ではありません。食品表示では、炭水化物に糖質や食物繊維が含まれ、糖類は糖質の一部です。どの数値を比較しているかをそろえて読むことが大切です。
目次
広い分類と狭い分類を分ける
炭水化物の表示と糖類の表示を、そのまま同じ物として比較しないようにします。糖類が少なくても、でんぷんなどを含む糖質が少ないとは限りません。
消費者庁の栄養成分表示ガイドには、炭水化物の内訳として糖質と食物繊維を示す形式があります。全ての商品が同じ細かさで表示するとは限らないため、空欄をゼロと解釈しません。
同じ目的なら同じ項目を比べる
主食や補給食品の炭水化物量を見たい場合は、商品の同じ量で炭水化物欄を確認します。砂糖などの表示を知りたい場合は、原材料や糖類の情報も合わせて見ます。
例えば商品Aの糖質と商品Bの糖類を比較して「Bが少ない」と判断しても、分類が違えば比較になりません。量だけでなく成分名も揃える必要があります。
言葉の違いを食事制限へ直結させない
糖質が含まれるから悪い、糖類がゼロならいくらでもよい、といった単純な評価は避けます。使う場面と一食全体を考え、数字の意味を把握するために表示を使いましょう。
病気などで食事指導を受けている場合は、どの成分をどの単位で確認するかを担当者へ聞きます。市販の計算アプリが使う項目と、商品表示が違う場合にも確認が必要です。
分類をそろえる比較例
商品Aに「炭水化物20g」、商品Bに「糖類5g」とだけ書かれていても、この二つで炭水化物の少ない方は決められません。Bの炭水化物欄を確認し、さらに表示が一食分か100g当たりかを合わせます。成分名と量の単位をそろえてから比較する順番です。
記録アプリの入力欄も確認する
商品が炭水化物を示し、アプリが糖質を求めている場合は、そのまま同じ値を入れて正確だと扱わないようにします。必要な内訳がないときは不明と残し、食事指導がある人は入力方法を担当者へ確認できます。数字を埋めることより、何の数字かを保つ方が大切です。
似た言葉を整理する表
| 言葉 | 関係 | 読み方 |
|---|---|---|
| 炭水化物 | より広い分類 | 糖質だけの数値と分ける |
| 糖質 | 炭水化物の内訳の一つ | 糖類と同義にしない |
| 糖類 | 糖質の一部 | 少なくても糖質ゼロとは限らない |
用語の関係を簡略化した表です。商品ごとの表示項目と、一食分の量も確認してください。
確認すること
- 成分名をそろえて比べる
- 表示がない項目をゼロとしない
- 一食全体で使い道を考える
よくある質問
甘くない食品には糖質がないですか?
味だけでは判断できません。ご飯やパンなどのように、甘いと感じなくても炭水化物を含む食品があります。必要な情報は成分表示で確認しましょう。