この記事の結論
サプリの広告で研究が紹介されていても、その研究が販売商品そのものを調べたのか、含まれる成分だけなのかを分けて読みましょう。対象者、使った量、測定した結果が自分の目的に合うかも確認が必要です。
目次
研究した物と売る物を照合
一つの成分を調べた研究から、複数成分が入る商品の効果をそのまま判断することはできません。広告の商品名と、研究に使われた製品・成分の情報を比較します。
動物や細胞の研究なのか、人が使った研究なのかでも分かることが違います。論文のリンクがあるだけで、購入者に同じ結果が出るという意味にはなりません。
何を測ったかを確認する
血液の指標、筋力テスト、本人の感想、実際の競技成績は別の結果です。「改善」と書かれていても、どの項目がどれくらい変わったのか、比較相手が何かを見ます。
研究の参加人数や期間も、結論を読む手掛かりです。短期間の小規模な結果を、長期間の安全性や全員の効果へ広げないようにしましょう。
安全性と必要性も別に判断
効果の可能性を調べた資料があっても、自分が使えるか、薬と併用できるか、食事で足りているかは別です。NIHの成分情報なども参照し、広告以外の資料を確認します。
分からない言葉が多い場合は、購入前に商品表示と広告の根拠を管理栄養士や薬剤師などへ見せます。理解できない数字を、専門的だから信頼できると決めつけないことが大切です。
広告の一文を三つの質問へ変える
「研究で効果を確認」という言葉を見たら、誰に、何を使い、何を測ったかを書き出します。成分Aを使った研究なのに、販売品はAと複数成分の混合物なら、その違いを残します。体験談の満足度と競技タイムの測定を同じ「効果」として一列に並べないことが大切です。
根拠へたどり着けないときの質問
販売者には研究名や公開先、調べた商品と市販品の違いを確認できます。回答が「多くの人が使っている」だけなら、研究条件への回答とは分けて扱います。資料が見つからないことを効果なしの証明にはしませんが、確認できない主張を購入理由として確定しないようにします。
広告の研究を読む確認表
| 確認 | 見る情報 | 読み違えやすい点 |
|---|---|---|
| 何を調べたか | 成分・製品名 | 成分研究を商品効果とする |
| 誰を調べたか | 対象者の条件 | 自分へ同じ結果を期待する |
| 何が変わったか | 評価項目・比較相手 | 数値を競技成績と混同する |
この表だけで研究の質を採点できるわけではありません。元資料を読む入口として使います。
確認すること
- 成分と販売商品を区別する
- 対象者と評価項目を読む
- 広告以外の一次資料も確認する
よくある質問
有名選手が使っていれば効果の根拠になりますか?
使用しているという情報と、その商品で能力が変わった根拠は別です。選手の練習、食事、生活などもあるため、紹介だけで原因を特定できません。