この記事の結論
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、夜の間に状態が変わります。ノンレム睡眠の全てが深い睡眠というわけではありません。一つの段階の時間だけを増やそうとせず、睡眠全体と日中の状態を確認しましょう。
ノンレム睡眠にも段階がある
睡眠の段階は脳の活動などを調べて分類されます。ノンレム睡眠には浅い段階から深い段階があり、レム睡眠とは異なる特徴があります。レム睡眠を不要な時間と考えないことが大切です。
一晩の中で各段階の現れ方は変わります。決まった分数の周期が全員に正確に当てはまると考え、睡眠を短い単位へ無理に切り分ける必要はありません。
時計のグラフは推定として読む
一般的なウェアラブルの睡眠表示は、機器が取得する情報から推定したものです。医療機関で行う睡眠の評価と同じ情報を直接得ているとは限りません。
別の機器やアプリで表示が違っても、それだけで実際の睡眠が急に変わったと決めつけないようにします。計測方法や表示名を確認し、自分の同じ条件での傾向を見る参考にします。
翌日の生活へ目を戻す
寝る機会を十分に確保できたか、起床後に休めた感じがあるか、日中に強い眠気がないかを確認します。グラフがよく見えても、仕事や運転に支障がある眠気を無視しないでください。
睡眠の問題が続く場合は医療者に相談します。特定の睡眠段階を増やすために、独学でサプリメントや機器を重ねるより、生活の記録と困っていることを伝える方が相談しやすくなります。
睡眠を振り返る三つの視点
| 視点 | 確認すること | 避けたい判断 |
|---|---|---|
| 時間 | 眠る機会を取れたか | 就床時間を全て睡眠とする |
| 感覚 | 起床後に休めた感じ | グラフだけを正解とする |
| 生活 | 日中の眠気と支障 | 点数がよければ運転してよい |
睡眠記録を相談へ持参する場合は、機器名と、実際に寝床へ入った時刻も添えると情報の違いを説明しやすくなります。数字が低い一晩だけを見て生活を大きく変えず、継続する問題と一時的な変化を分けて確認してください。
確認すること
- ノンレム睡眠の全てを深い睡眠と呼ばない
- 機器の表示は推定として読む
- 睡眠全体と日中の状態を見る
- 続く困りごとは医療者に相談する
よくある質問
レム睡眠が少ない方がよいですか?
単純に少ない方がよいとは考えません。睡眠全体の構成と日中の状態を含めて捉えます。
90分単位で起きれば必ずすっきりしますか?
周期を全員で固定した分数として扱うことはできません。必要な睡眠機会を削って数字へ合わせないようにします。