この記事の結論
ダッシュ練習の後半がジョグになるなら、速さを出す練習か、動きを繰り返す練習かを先に決めます。本数だけで追い込まず、休憩と折り返しの質、床やシューズの条件を記録し、目的に合う調整を選びましょう。
目次
練習の目的を言葉にする
最初の加速、コートを戻る速さ、攻守を繰り返す力では、見たい動作が違います。目的が曖昧なまま毎回同じ往復をすると、速さの練習なのに疲れた状態で走る時間ばかり長くなることがあります。指導者と『今日は何を揃えるか』を決めて始めます。
速度以外に止まり方も確認する
折り返しで体が流れる、足が滑る、決めた線の前で大きく減速するなど、動作の変化を見ます。滑りやすい床や狭い場所でタイムを競わず、練習できる空間を先に確保します。疲れによる変化と、床やシューズの条件を分けて記録してください。
休憩を短くすることを上達の証拠にしない
短い休憩で多くこなすことと、速い動作を揃えることは同じではありません。目的に合う動きができなくなったら、休憩を延ばすか本数を減らします。翌日の対人練習や試合への影響も見ながら、自主練の量を相談しましょう。
タイムを狙う回と反復する回を分ける
速さの確認が目的なら、序盤と同じ動きができる休憩と本数を指導者と設定します。反復が目的の場合も、ジョグへ変わった後の本数を速いダッシュと同じ記録にしません。
状況に合わせた見直し方
起きやすい失敗例は「予定本数を終えることだけが目的になり、停止も乱れた」です。いったん休み、速さ、距離、本数のうち何を変えるかを決めてから再開を相談します。
具体例で考える予定の組み方
記録を残すなら最速の一本だけでなく、同じ動作を保てなくなった地点を入れます。往復の場合は走る部分と方向転換を分けて見ると、速さの低下がすべて持久力の問題とは限らないことが分かります。速い一本を確認する日と試合の反復を学ぶ日を同じ成績表で競わないことが大切です。
ダッシュの結果から休憩を相談する
例として、直線部分は同じように走れても、折り返しで足の運びが乱れ始めた場合を考えます。距離を伸ばす前に、休憩後の低い速度で折り返しを指導者へ見てもらうと、止まる技術の確認へ切り替えられます。
直線も折り返しも全体的に変わったなら、その日の反復量と入りの速さを含めて相談します。最速タイムだけを記録するとこの違いが残らないので、終盤の動作と中止した理由を一言添えておきましょう。
今日から確認すること
- 開始前:加速・最高速度・反復のどれを練習するか決める。
- 実施中:タイムだけでなく折り返しの安定性を見る。
- 終了後:最初と最後の違い、休憩、本数を残す。
よくある質問
何秒休めば正解ですか?
目的、距離、経験で変わるため、一律の秒数は決められません。狙った動作を保てるかを指導者と確認します。
走り終わって脚が震えるまで必要ですか?
震えを練習の成功基準にしません。動作を保てない、痛む、体調が悪い場合は中止してください。